吉川珠美
気温も暖かくなって冷たい飲み物を飲むようになったり、ゴールデンウィークの不規則な食生活、その後に仕事のストレスを感じたりと、5月は胃に負担がかかりやすい季節です。胃は消化・吸収の要とも言えますから、胃の具合が悪いと食べたものの栄養素がきちんと利用できず、全身の代謝が低下してしまうことも。体の中から美しくなるためには、やはり食べ物の栄養素をしっかりと利用して、細胞をイキイキと活性化することは不可欠です。これからやってくる夏を元気に過ごすためにも、この時期に胃の調子を整えてあげましょう。
胃にやさしい食べ物とは
胃にやさしい食べ物とは、消化のよい料理と考えることができます。ですから、食べてから数時間経っても胃もたれするような揚げ物や炒め物、脂の多いお肉料理はNG。また冷たいものや香辛料が強いものも、過度の刺激になるので控えるほうがよいでしょう。
また、ゆっくり噛んで食べることも胃の働きを助けます。忙しいときはついつい食べるのが早くなってしまいますが、せっかくのお食事はゆっくり味わってリフレッシュの機会にしたいですね。
野菜のポタージュがオススメ
野菜がたっぷりのポタージュスープは食物繊維も消化しやすい状態でしっかりと摂取できるので胃が弱っているときにオススメのメニューです。今回はカロテンやビタミンC、ビタミンEがたっぷりなかぼちゃを使ったポタージュをご紹介します。牛乳の代わりに豆乳を使えば、乳脂肪がカットできるうえ女性が摂りたいイソフラボンやストレスで失われるマグネシウムも補うことができます。お鍋ひとつでびっくりするくらい簡単にできるのでぜひ作ってみてくださいね。
かぼちゃの豆乳ポタージュ
2人分
かぼちゃ | 200g |
豆乳 | 1カップ |
塩 | 少々 |
かぼちゃの種 | 少々 |
- かぼちゃは皮と種を取り除き、3~4cm角に切る。
- 鍋にかぼちゃを入れ、ひたひたになる程度に水を加えて火にかける。沸騰したら火を弱め、かぼちゃが柔らかくなるまで煮る。
- 豆乳を加え、荒熱が取れたらミキサーでなめらかになるまで攪拌する。
- 鍋に戻して再び火にかけ、ひと煮立ちしたら器に盛ってかぼちゃの種を散らす。
* 暑くて食欲がないときには冷たく冷やしてもOKです。