【加藤恵実の栄養学コラム】 1月号 冷え症改善&血行促進スペシャルレシピ!

加藤 恵実

冷え性
体を冷やすタイプの食材は火を通して食べる工夫を。体を温める食材しっかりと。

冷え性は、血行が悪くなる事によって体の末端部分がほかの部分に比べて冷たくなることをいいます。血行不良が慢性化すると、冷え性だけでなく、頭痛、肩こり、めまい、手足のしびれ、不眠など人によってさまざまな症状を伴うことがあります。

食べたい食材

雑穀・胚芽米、良質のたんぱく質
しょうが・にんにくなどの香味野菜、根菜類
唐辛子など香辛料、かんきつ類、種実類

血液の流れや体温調節をつかさどる自律神経の働きの乱れにより、血行が滞り手足や腰に血液が行きわたらなくなる結果、冷えてしまうのです。また女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、女性に冷え性が多いのはこのためです。間違ったダイエット方法による栄養失調が、冷え性につながるケースもみられます。

規則正しい食生活を

冷え性の改善には、体を温めて血液の流れをよくすることが基本です。それには、入浴(浴槽につかる)、運動、栄養のバランスのとれた食事を心がけることが大切です。野菜はサラダよりも温野菜や温かい具たくさん味噌汁や煮物などを増やしましょう。

また全身の血行をよくするために、良質のたんぱく質やビタミン類を豊富に含む食事を心がけ、体を冷やす砂糖や脂っこいもの、冷たい飲み物や食べ物(トマト、なす、きゅうりなど)をとりすぎないようにしましょう。体を冷やす食べ物は、熱を通すかしょうがやにんにく、唐辛子など体を温めるタイプの食材と一緒にとりましょう。

タンドリーチキン(4人分)

鶏もも肉 2枚
★ 塩・こしょう 少々
* プレーンヨーグルト 1カップ
* おろしにんにく 1かけ分
* おろしたまねぎ 1/6個
* おろししょうが 1かけ(10g)
* カレー粉 大さじ1と1/2
* オリーブオイル 大さじ1
* ケチャップ 大さじ1
* ローリエ 1枚
* 塩 小さじ1
塩・こしょう 少々
刻みパセリ 適宜
胚芽米ご飯 適宜

作り方

  1. 鶏肉は皮を取り除く、フォークで指し厚みのあるところは包丁で均一な厚みにする。食べやすい大きさに切り、塩・こしょうする。
  2. ビニール袋に①と (*) の調味料をいれ冷蔵庫で半日~一日漬け込む。時間のないときは、袋のうえからよくもみ込み室温で約20分置く。
  3. フライパンを火にかけ、②の鶏肉を取り出し皮の方から焼いていく。両面焼けたら、②のヨーグルトソースも加えて蓋をしてソースが半量になるまで煮込む。
  4. ③に塩・こしょうで味をととのえる。刻みパセリを散らす。
    最後にココナッツミルクを加えるとまろやかに仕上がります。
    漬け込みのオリーブオイルは肉を柔らかくするために入れます。

インナービューティーPOINT

タンドリーチキンは、鶏肉を漬け込むカレーソースは捨てることが多いですが、ソースも一緒に煮込むことで発汗や血行を促進してくれる香辛料やにんにくやしょうがなどの香味野菜も無駄なくとることでできます。ご飯を添える場合、ビタミンを豊富に含む胚芽米(パンの場合は小麦胚芽のパン)を利用しましょう。過度の糖分や脂肪、塩分は控えたいので、鶏肉は皮を取り除き調理しましょう。

アーモンドやカシューナッツをトッピングした温野菜と共にどうぞ。

コメントは受け付けていません。