【赤堀真澄の薬膳コラム】 1月号「五色のチカラ・黒」

皆様、明けましておめでとうございます!!
2014年の赤堀真澄の薬膳コラム、テーマは「五色のチカラ」。
薬膳を普段の生活に取り入れる時に、何をどう食べればいいのか?悩んだときには食材の「色のパワー」を思い出して下さい。

さてこの季節は黒が主役。
黒い食べ物の効能はズバリ「アンチエイジング」です!中国では「長寿の薬」とされていて、生殖機能を高めホルモンバランスを整えます。黒いものは同時に血液を増やしたり、血の流れを良くしたりする働きが兼ね備わっているものが多いのも嬉しい限りです。黒い食材にはいろいろありますが、不老長寿の薬効高い、代表的な黒い食べ物についてご紹介いたします!

*黒ゴマ(生薬名 黒芝麻・こくしま)

性=平 (身体を温めも冷やしもしないという意味)
帰経=肝・腎 (身体に入ると肝と腎に入っていって効能を発揮)

肝に入って血液を増やして潤し、めまいや体の痺れや痛みを取ります。
腎に入って体力を増し(腎気を増やす)白髪を予防します。

ゴマに含まれるリグナンと呼ばれる成分には、強い抗酸化作用で、からだの錆を防いで老化を防止したり動脈硬化の原因のコレステロールを除去させる働きがあります。酒の毒をおろし、肝臓を守ります。

末梢血管の血流をよくするビタミンEが豊富です。これにより、手足の先や顔面まで血液が滋養でき、肌のツヤを増し、手足の冷えを防ぎます。

ゴマの使い方としては何にでも振りかける以外に、私はよく練りゴマを使っています。ソースやタレの材料にしたり、お味噌汁やスープに黒練りゴマを入れて「黒汁」にしても。この方法が普段のメニューでゴマをたっぷり摂れる一番いい方法です。

【黒ゴマたれレシピ】
(材料)
黒練りゴマ大さじ3、米酢大さじ2、しょうゆ大さじ2、ハチミツ大さじ1、
だし汁大さじ3、黒すりごま大さじ2、ラー油少々。

(使い方)
バンバンジーのソースや蒸し野菜や蒸しキノコ、鍋や湯豆腐、豚しゃぶのたれとして

*黒豆(生薬名 黒大豆・くろだいず)

性=平(体を冷やしも温めもしない食材です)
帰経=脾、腎(脾と腎に効果が入っていきます)

黒豆は腎に良い食べ物の代表格。血をきれいにして女性を若く美しく保つアンチエイジング食材の定番です。
黒豆は「黒い大豆」であるというのがポイント!黒い色素はアントシアニンという成分で、増血効果と血液サラサラ効果があります。豆類全般の効能である気力体力をつける働きとむくみを取る効果もあり、女性は血が少ないために血の流れも悪く、冷えてむくみやすいというのを一挙に改善してくれます。美と若さを保つため、ぜひ積極的に摂って欲しいアンチエイジングに優れた食材です。

毎日の白いご飯に時々黒豆を混ぜ込んだ黒豆ごはんはいかが?
お茶も年中麦茶を飲むのではなく、この時期は黒豆茶にするなど、お茶にもこだわってみましょう!甘い煮豆に飽きたらメキシカン風の、おかずになる黒豆の煮物もおすすめです。

【黒豆のメキシカン風煮込み】

<材料>4人分
茹でた黒豆 150g
ベーコン細切り 2枚分
オリーブオイル 大さじ1
ニンニク 1片 みじん切り
たかのつめ 1本
だし汁 200cc
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1/2

<作り方>

  1. 鍋にオリーブオイルを熱し、ニンニクとベーコンを炒めたら茹でた黒豆とたかのつめを加える
  2. だし汁、しょうゆ、みりんを加えて煮汁が少なくなるまで煮る

*昆布 (生薬名 昆布・こんぶ)

性=寒 (悪い熱を取って体を冷やす食べ物です)
帰経=肝・胃・腎(肝と腎と胃に効果が入っていきます)

昆布はズバリ「デトックス」食材!
加齢とともに人の体には老廃物が溜まるいっぽうですが、それらをしっかり排出してくれます。食物繊維が豊富でお通じを促進したり、むくみを取ってくれる老廃物排出食材です。

海から採れる食材は「鹹味(=かんみ)」、すなわち‘磯の風味’を持っています。
アンチエイジングと関わりの深い「腎」という臓器は、塩分による塩辛は苦手ですが、天然の塩辛さを持つものが大好きです。海から採れる魚介類や海藻類は老化予防に最適。この時期に積極的に摂りましょう!

鍋やお味噌汁のダシに昆布を入れるのはもちろんのこと、細く切ってある「切り昆布」を使うと、昆布そのものも食べられるのでオススメ!水につけておくとすぐ戻り、炒めても、ゆでて和え物にしても使いやすくてとても便利。

とろろ昆布をお吸い物に入れたり、おにぎりに巻いたりするのも手軽です。

【切り昆布のきんぴら】

切り昆布(乾燥)15g 水で戻して水気を切っておく、ごぼう50g千切り、にんじん50g千切り、薄揚げ1/2枚細切り
ごま油大さじ1、だし汁100cc、サバ缶50g。

(作り方)

  1. フライパンにごま油大さじ1を熱し、戻した切りこんぶ、ごぼう、にんじん、薄揚げをしっかり炒める。
  2. だし汁とほぐしたサバ缶の身を加え、汁気がなくなるまで炒め煮する。

コメントは停止中です。